オイル交換って定期的にしないといけないんだよね?いつするのが正しいの?
こんにちはShimoです。
現代社会では都心部以外では「車」がないと生活がかなり不便になりますよね。
車に良く乗る方は、自分の車のエンジンオイル交換ってしっかりされていますか?
今回は車のエンジンオイル交換について解説していきます。
「オイルの交換サイクルがわからない。」「種類がたくさんあってどれで交換すべきかわからない。」そんな悩みを抱えてる方はぜひ読み進めてください。
車に乗るにはメンテナンスが必要不可欠
車はガソリンや軽油などの燃料を入れるだけで走るものではないことを知っておきましょう。
目で見える部分で言えば、タイヤがなければ走らないですよね?
このように車には外観、または内部にもたくさんの部品や潤滑油が使われています。
エンジンオイルの交換も重要なメンテナンスと言えます。
車の整備で事故を未然に防ぐため
整備が行き届かなかったことによる、思わぬ故障や予期せぬ事故を未然に防ぐためにもメンテナンスをしっかり行い。最善な状態で車を運転することが重要となります。
車の性能を最大限に活かすため
燃費の維持や、坂道などでの力を使う場面で車の性能を最大限活かすことにもメンテナンスは重要な役割を担っており、余計な修理が発生しないようにすることで経済的であると言えるでしょう。
エンジンオイル以外にも車両のメンテナンスに不安のある方はこちらの記事もご覧ください。
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エンジンオイル交換の必要性とは
エンジンオイルの交換も重要な車両メンテナンスですが
車のエンジンというものは鉄でできており、滑りを良くするためにエンジンオイルが使用されています。
エンジンがスムーズに動くためにも定期的に綺麗なオイルへと交換する必要があります。
エンジンオイルや消耗品は定期的な交換が必要
エンジンオイルはエンジン内を綺麗に保つため、またはエンジン内の潤滑剤として働いています。
裏を返せばエンジンオイルは汚れを吸収する役割を持ち、長く使うことにより汚れは蓄積されていきます。
オイルフィルター(オイルエレメント)も定期的な交換が必要です。
オイルフィルターの役割は汚れを吸収したエンジンオイルを濾過してくれる装置で消耗品です。
エンジンオイルの役割や種類とは
エンジンオイルには前述した以上に様々な役割を担っております。
詳しく解説しましょう。
エンジンオイルの役割とは
主に潤滑、密封、冷却、防錆、洗浄の5つです。
- 潤滑はエンジン内の金属の滑りが良くなるように
- 密封はエンジン内の燃焼室内の圧縮を保つように膜を張ってくれる
- 冷却はエンジン内の熱を冷ますために
- 防錆はエンジン内に錆が発生するのを防ぐために
- 洗浄はエンジン内を綺麗に保つために
たかがエンジンオイル、されどエンジンオイルですね。
様々な役割を担っています。
エンジンオイルの粘度って何のこと
エンジンオイルの容器には0W-20や5W-30などの数字が書いてあるのをご存知ですか?
また、オイル交換をお薦めされた際に粘度について説明されたことはないですか?
Wの前の数字はエンジンオイルが何度までの低温状態で使用できるか
W以降の数字は何度までの高温状態で使用できるかの数字です。
例えば馬力の強い車のエンジンなどは熱を持ちやすいので10W-50などで高温にも耐えられる設定のオイルを使用することもあります。
その逆でハイブリッドカーや低燃費車には0W-20や0W-16などが推奨されています。
柔らかいオイルなのでエンジンへの抵抗も少なく、効率よくエンジンが稼動します。
車種により適合、推奨オイルは決められているので良く確認するようにしましょう。
エンジンオイルの交換タイミングや交換サイクル
エンジンオイルの種類や役割がわかったところで次は交換タイミングについて説明していきます。
取り扱い説明書にはオイルの交換サイクルなども記されていますが、2種類記載されています。
推奨交換サイクルと、シビアコンディションの交換サイクルと記されています。
一般的にはシビアコンディションの交換サイクルで交換をするようにしましょう。
シビアコンディションとは
車の使用状況が、想定されている基準より過酷な使用方法をされる場合のことを言います。
以下、シビアコンディションとなる使用方法
- 短距離での走行が多い
- 低速での走行が多い
- 年間走行距離が多い(年間15000km)
- 山道の運転が多い
- 凸凹道などの運転が多い
気づきました?
そうです。日本ではほとんどの方がシビアコンディションに当てはまります。
エンジンオイルの交換サイクル
シビアコンディションでは、5000kmまたは6ヵ月のどちらか早い方での交換が推奨されています。
オイルは交換後1000kmも走れば汚れていき、レベルゲージでの交換時期判断は難しくなります。
また、ターボ車などはエンジンへの負担やオイルへの負担が増すため、3000kmまたは4ヶ月での交換を推奨しています。
エンジンオイルフィルターの交換サイクル
オイルフィルターとはエンジンオイルの濾過装置です。洗浄作用によるエンジンオイルへの汚れやゴミなどを集めてくれる消耗品です。
交換サイクルはエンジンオイルの2回に1回は交換するよう推奨されています。
しかしオイルの交換時期を過度に過ぎていた場合は、前回のオイル交換時に交換していたとしてもオイルフィルターを交換するようにしましょう。
エンジンフラッシングとは
主にガソリンスタンドでのオイル交換作業時におすすめされる付帯作業ですが、詳しく説明すると
エンジン内の洗浄作業です。
オイルの交換時にエンジンに入っていたオイルを抜いた後フラッシングオイルをエンジン内に補充し5分ほどエンジンをかけアイドリング状態にします。その後フラッシングオイルを抜き取り新しいエンジンオイルを規定量注入します。
そうすることによりエンジン内に残っていた古いオイルや汚れなども綺麗に取り除くことが可能です。
フラッシングオイルは柔らかく作られているため、この作業は高出力エンジン(ターボ車等)には適さない作業となります。
新しく入れるオイルを長持ちさせたい方や、エンジン内を少しでも綺麗に保ちたい方は作業してみるのもいいでしょう。
車種やメーカーにより交換タイミングは異なる
一般的にオイル交換は5000kmが目安となっていますが、車両にはそれぞれ交換推奨走行距離が記されています。
国産車ではほとんどが5000kmですが、外国産の車両では20000km毎と設定されているものもあります。
推奨距離に差がある理由としてはオイルの使用量の違い、車の扱われ方の違いが影響しているためです。
日本では短い距離での車の利用が多く、エンジンが温まる前にエンジンを切るなどかなりエンジンに負担をかけがちです。そのためオイルの劣化スピードが早く5000kmの交換サイクルとなっています。
ボンネットに交換サイクルが記されている
車のオイル交換は5000kmで交換するに越したことはないですが、ターボ車などは5000kmよりも短い距離で設定されている場合もあるので一度はご自身でボンネットを開けて把握しておきましょう。
取扱説明書にも交換推奨時期は記されているので目を通すようにしておきましょう。
使用しているオイルの役割は同じでも性能が違う
エンジンオイルには粘度以外にも種類があります。
作り方により3種類に区別できます。
化学合成油
不純物を含まず、添加剤を使用し劣化しにくくなっている。
また、洗浄効果が強く、エンジン内を綺麗に保つことができる。
部分合成油
化学合成油と鉱物油をバランスよく配合されているオイルです。
化学合成油ほど高価ではなく、鉱物油よりも性能が優れています。
鉱物油
原油を精製し不純物を取り除いたオイルです。
比較的安価であり、良く使用されるオイルです。
エンジンオイルを交換時期を過ぎた場合は
車は便利なものではありますが仕事や私生活の予定があるとついついオイルの交換など忘れてしまいますよね?
その場合の注意点も解説しておきます。
エンジンオイル交換せずに乗り続けるとどうなる
エンジンオイルはエンジンを保護するために使用しています。
交換時期を過ぎると著しくエンジンを痛め始めてしまい、不必要な修理が発生するでしょう。
エンジンオイルの消費(オイル量が減る)やエンジンからの異音が聞こえている時は早めにオイル交換しましょう。その際異音などの症状は整備者へ伝えるようにしましょう。適切なアドバイスまたは状態を教えていただけるでしょう。
まとめ
今回はエンジンオイルの役割について解説しました。
車のエンジンは思っている以上に負担がかかっています。それを軽減するためにエンジンオイルが役に立っています。
様々な種類がありますがまずは交換サイクルをしっかり守ること、オイルフィルターなども適切なタイミングで交換しましょう。
大切に長く乗りたい方や車の維持費を抑えたい方はしっかりオイル交換をして不要な修理が発生しないようにしましょう。
皆様の車が調子良く長く乗れることを祈っております。
閲覧ありがとうございました。